家での保管はやぉいかん(;´д`)クリーニング師が綴る『人類保管計画』
服に生えるカビにはたくさんの種類があります。
特によく見かける白カビについて、お話ししてみようかと思います。
冠婚葬祭や衣替えで礼服や学生服を出してみたら白カビに汚染されていて大慌て…なんて話よくあります。
... 白カビは服に綿状の白いものがついたように見えて、色の濃い服に生えてしまうと・とっても目立ちます。中でも礼服などは要注意!あらたまった場で着る服は、用事が差し迫って初めてクローゼットから出されることが多いもの。
「明日必要なのに、カビてる!どうしよう(´༎ຶོρ༎ຶོ`)」なんてパニックになってしまいます。
しかし幸いなことに、白カビは比較的落としやすいと言われています。油に溶ける性質があるため、メイク落とし用のクレンジングシートで拭き取れば、その場でかなりきれいになります。
もちろん家庭での洗濯、クリーニングに出すといった方法でも白カビ除去は可能です☝︎洗濯機で洗えないものはクリーニング屋さんにお願いするとして、自分で洗えるものは家庭で洗っちゃいましょう!
普通に洗濯するだけでも十分だと思いますが、しっかりカビの除菌したい方は《漂白剤》を使うのもおすすめします。
服を普段通り洗濯後、粉の酸素系漂白剤を溶かした50℃から60℃くらいの溶液に浸け置きしましょう。綿・麻などの植物繊維で、真っ白の服であれば、塩素系漂白剤でも
⭕️。
ただし、漂白剤が繊維に残ると生地に大変よくないので、十分なすすぎは必要です!
また、カビが服の色素を分解したり、カビの色素が服に定着している場合は、その部分がシミとして残ってしまいますのでご注意(^^;)
そうそう、もう一つ補足ですが
部屋の中でカビを見つけた時…慌てて服をはたかないでくださいね!カビは胞子ですから部屋中にその胞子を撒き散らすことになります!(◎_◎;)